【ソウル24日聯合ニュース】昨年の国の債務は308兆3000億ウォン(約21兆7884億円)で、前年より9兆4000億ウォン増加した。管理対象収支赤字幅は国内総生産(GDP)の1.6%水準で、1999年以来の規模を記録した。政府は24日の閣議で、2008会計年度政府決算を審議・議決した。監査院の決算検査を経て5月末までに国会に提出する予定だ。
 決算によると、昨年の地方債務を含む国家債務は308兆3000億ウォンで、昨年末ベースの統計庁推計人口(4860万7000人)で割ると、1人当たりの借金は634万ウォンとなる。昨年の中央政府の国家債務は297兆9000億ウォンで、前年(289兆1000億ウォン)より8兆8000億ウォン増加した。GDPに対する負債比率は31.4%で、前年の32.1%から0.7ポイント下落した。

 国家債務が増えたのは、赤字国債が増加(7兆4000億ウォン)したため。中央政府債務は2004年の196兆1000億ウォンから、2005年は238兆8000億ウォン、2006年は273兆2000億ウォンと、上昇曲線を描いている。一方、GDP対比国家債務比率は2006年の32.2%をピークに、2年連続で下降している。国家債務のうち、税金など国民の負担となる赤字性債務は121兆5000億ウォン(40.8%)、金融性債務は176兆4000億ウォン(59.2%)と集計された。

 統合財政収支から国民年金・私学年金など社会保障性基金収支を除いた管理対象収支は15兆6000億ウォンの赤字で、GDP対比1.6%の水準。1999年の赤字規模(20兆4000億ウォン、GDPの3.9%水準)以降で、最も規模が大きい。企画財政部は、地方移転支出(16兆3000億ウォン)と原油高克服に向けた追加補正予算(4兆6000億ウォン)が財政支出拡大に影響し、管理対象収支赤字幅が拡大したと説明した。

 このほか、昨年の総歳入額は232兆2000億ウォン、総歳出額は222兆9000億ウォンで、決算上、9兆3000億ウォンの剰余金が発生した。繰越額2兆8000億ウォンを除いた歳計剰余金は6兆5000億ウォン。このうち、一般会計上の歳計剰余金4兆6000億ウォンは、追加補正予算財源として2兆1000億ウォン、公的資金償還基金出資に1兆3000億ウォン、赤字国債債務償還に9000億ウォン、地方交付税・交付金精算に3000億ウォンが使用される。

 国家債権は181兆7000億ウォンで、前年末に比べ36兆9000億ウォン増加した。国家財産は309兆5000億ウォンで、2007年末に比べ33兆8000億ウォン多い。有価証券が22兆8000億ウォン増えため。

 5つの特別企業会計は1000億ウォンの純利益を出し、2007年の1000億ウォン純損失から黒字転換した。60基金は21兆9000億ウォンの純利益を上げ、前年の19兆9000億ウォンの純利益に比べやや改善した。

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