【釜山24日聯合ニュース】釜山市は24日、9月19日~11月23日に日本の静岡県で開催される「浜松モザイカルチャー世界博2009」に、韓国と釜山の伝統美を強調した作品「女人の心」(仮称)を出展すると明らかにした。
 モザイカルチャーとは、あらかじめ製作した立体・金属構造物にさまざまな植物を植え込み、モザイクのように美しい作品を創作する造形芸術の一つ。モザイカルチャー世界博は2000年にカナダ・モントリオールで初めて開催され、毎回100万人を超える観覧客が訪れている。4回目を迎えることしは、30カ国から約80点の作品が出展され、観覧客数は130万人以上と予想される。

 釜山市の出展作品は、昨年実施した公募で選ばれたデザイン「山水画ガーデン」を再構成したもので、韓服姿で舞踊を舞う女性像が韓国の伝統文様に囲まれている。特に、美しい曲線が特徴の韓服のチマには「日月五峰図」やマツ、ツル、カメなどが表現される。日月五峰図の五峰は釜山を代表する5つの山(金井山、荒嶺山、壮山、白楊山、厳光山)を象徴する。このほか、女性像の周りには広安大橋、五六島、竜頭山タワーなど、釜山の名所を形象化した造形物を設置する案も検討されている。

 釜山市は今月末に作品を設置する業者を選定し、来月中旬から会場の浜松市・はままつフラワーパークで設置作業に入る予定だ。釜山市は韓国の地方自治体としては唯一、同博覧会に第2回目から出展を続けており、ことしは仁川市と京畿道高陽市も出品を計画している。

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