会議で発言する韓首相(左から3人目)=23日、ソウル(聯合ニュース)
会議で発言する韓首相(左から3人目)=23日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル23日聯合ニュース】韓昇洙(ハン・スンス)首相は23日、追加補正予算案編成時の財政健全性に対する懸念の声が上がっていることに対し、世界が財政を通じ景気活性化を図っており、韓国の財政健全性は他国に比べ依然良好だとの見方を示した。首相公館で開かれた政府・与党の高位関係者による協議会で「今後は経済危機を克服しながら財政健全性を回復させる努力を傾ける」と説明しながら、このように述べた。
 韓首相は「韓国経済に少しずつ光が差し込んでおり、徐々にトンネルの出口が見えてきているという感じを受ける」とし、貿易収支と外国為替市場が安定を取り戻し、株式市場と債券市場は肯定的なシグナルを発していると強調した。

 また、世界経済が一大激変期を迎えた状況で、どの国がトンネルを抜け出すかに関心が集まっているとした上で「アヘン戦争以降、日本だけが世界史の流れをうまく読み取り、アジア唯一の強国に浮上した。われわれは先祖とは異なった方法で積極的に対応しながら、先を見据えて前に進まなければならない」との考えを示した。

 このほか、韓国のグリーン成長戦略は世界のどの国の戦略よりも優秀な質的成長戦略だとし、韓国は150年前とは異なり、世界経済秩序創出に大きな役割を果たしていると主張した。グリーン成長や主要20カ国・地域(G20)首脳会合を通じ国力を拡大し、成長基盤を強固にすれば、世界経済の流れをリードできると考えると述べた。


Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0