【ソウル23日聯合ニュース】北朝鮮が23日、開城工業団地の韓国側関係者の出入を許可した。韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」が実施された9日から20日まで遮断と再開を繰り返した南北間通行は、ひとまず正常化に入った。
 統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官によると、23日午前8時30分ごろ、北朝鮮側が軍通信ラインを通じ、同日付の韓国側訪朝・帰還計画に対する同意書を送付してきた。京義線陸路を通じ、640人が訪朝し、261人が韓国に戻る計画で、訪朝は通常の手続きで滞りなく行われた。

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 李報道官は「政府は軍通信ラインが再開され、通行が正常に行われたことを受け、ひとまず手続き的には正常化の局面に入ったとみている」と述べた。ただ、9日以降の南北出入状況は流動的だったため、当面は状況を見守る必要があると判断しており、9日から設置している部内状況室は当分の間維持すると説明した。南北通行の正常化も重要だが、開城工業団地の安定的な発展のためには、人員と物資の円滑で自由な輸送の保障が何よりも重要だと強調した。

 北朝鮮は、キーリゾルブ終了翌日の21日、軍通信ラインを正常化するとともに南北間陸路通行を許可。215人が訪朝し、415人が韓国に戻った。22日は日曜日のため、南北間通行はなかった。

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