【ソウル20日聯合ニュース】サムスン電子が日本のシャープを相手取り東京地方裁判所に提起した特許侵害禁止訴訟に勝訴した。
 業界と法曹界が20日に明らかにしたところによると、サムスン電子が昨年6月に「液晶パネル製造方法に関する特許を侵害している」として起こした訴訟の第1審宣告が6日に行われ、地裁はサムスン電子の訴えを支持する判決を下した。

 今回の訴訟は、シャープが2007年10月にサムスン電子の液晶パネル製品に対する特許侵害訴訟を提起したことに、サムスン電子が応訴したもの。対象となるのは、液晶パネルのアクティブ・マトリックス基板5マスク薄膜蒸着製造技術に関する特許1件。東京地裁は「シャープが生産および販売中の液晶テレビ製品はサムスン電子の特許を侵害する」として判決を下したと伝えられた。

 国内メーカーが日本の地裁に同国メーカーを相手取り起こした特許侵害訴訟で勝訴したのは、今回が初めてだ。サムスン電子は米国と日本、韓国、ドイツ、オランダの裁判所で同時に進められているシャープとの一連の特許争いで、優位に立った。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0