歩兵博物館の外観=20日、フォートベニング(聯合ニュース)
歩兵博物館の外観=20日、フォートベニング(聯合ニュース)
【コロンバス19日聯合ニュース】米国の歩兵博物館内に設けられる「朝鮮戦争展示館」が、開館を3か月後に控え最終工事に拍車をかけている。
 歩兵博物館の設立を進める米歩兵財団は19日、ジョージア州コロンバス市のフォートベニングにある米軍陸軍歩兵学校で博物館や朝鮮戦争展示館建設工事に関する会見を行い、6月19日に同館を正式オープン予定だと明らかにした。財団によると、歩兵博物館は2006年11月から83万平方メートルの敷地で建設が進められ、外観は完工したが、朝鮮戦争展示館など館内に入る14の展示館はベルギー製の先端展示装備の納品が遅れているという。

 館内1階に入る朝鮮戦争展示館は、戦争概観、釜山地区での戦闘、北進、一進一退、戦後の再建などのコーナーで構成される。山岳戦闘の様子を紹介する模型が設置されるほか、当時の戦闘状況を記した大型朝鮮半島地図や韓国陸軍が寄贈した武器・国弓も展示される。同展示館は韓国政府支援金50万ドルやサムスングループの後援金100万ドル、米歩兵学校出身の韓国軍将校らが寄付した6万6000ドルなどが主要財源となった。

 財団側は、朝鮮戦争展示館は参戦した米軍犠牲者を追悼し韓米の友好を深めることを目的としており、自由民主主義の大切さを伝え、韓米関係を強化する橋渡し役を担うだろうと話している。
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