【ソウル19日聯合ニュース】国連世界食糧計画(WFP)が、北朝鮮がWFPに対し国内からの撤収を要求したという一部の外信報道を否定すると同時に、救護活動を続ける考えを示した。
 米自由アジア放送(RFA)が19日に伝えたところによると、WFPアジア事務局のリズリー報道官が「WFPは北朝鮮から撤収を要請されたことはない」と明らかにした。今現在も200万人の北朝鮮住民に対し食糧配給が行われており、WFPは今後も北朝鮮にとどまり救援活動を続ける予定だと話したという。

 リズリー報道官は、対北朝鮮支援事業は米政府が昨年9月にWFPを介した支援分の船積みを中断して以降、深刻な支障が生じているものの、デンマークやノルウェー、豪州などの支援を受け、社会的弱者層への食糧配給は続けられていると強調した。その上で「米朝間協議が失敗に終わるとしても、米国以外の食糧供与国が支援に積極的に乗り出すのではないかという希望を抱いている」と述べた。

 米国務省は17日、北朝鮮が米国に対し今後の食糧支援拒否を通告してきたことを明らかにしている。

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