会談のようす(北朝鮮・朝鮮中央通信)=19日、ソウル(聯合ニュース)
会談のようす(北朝鮮・朝鮮中央通信)=19日、ソウル(聯合ニュース)
【北京19日聯合ニュース】北朝鮮の金英逸(キム・ヨンイル)首相と中国の温家宝首相が18日に北京で会談し、最高指導部の相互訪問や6カ国協議の再開案など、共通の関心事を幅広く話し合った。
 金首相は「中朝友好の年」開幕式に出席するため中国を訪問した。この日北京の人民大会堂で行われた中朝会談では、温首相が求めた4項目、▼中朝関係の政治的基礎強化に向けた上層部の交流▼中国の対北朝鮮貿易と投資増進など共同発展への協力強化▼「中朝友好の年」を迎えての人材・文化交流増進▼6カ国協議の再開――について意見が交わされた。

 これに関し対北朝鮮消息筋は、「中国の最高指導部は、来月初めに開かれる北朝鮮の第12期最高人民会議(国会に相当)初会議と来月15日の故金日成(キム・イルソン)主席の誕生日である太陽節以降に、金正日(キム・ジョンイル)総書記の中国訪問を要請済み」と伝えた。胡錦濤・中国国家主席は1月に王家瑞・中国共産党対外連絡部長、2月に賈慶林・全国政治協商会議主席を通じ金総書記の訪中を招請し、金総書記も受諾した状態だという。金総書記が訪中すれば胡主席も答礼として訪問すると消息筋らはみている。

 外交筋は今回の会談について、「両首相は貿易促進と投資増進、観光活性化など各種合意文に署名したほか、北朝鮮のミサイル発射問題や6カ国協議再開案、北朝鮮への経済支援問題などを協議したものとみられる」と話している。

 一方、北朝鮮の朝鮮中央通信などは19日、「中朝友好の年」開幕式のニュースを比較的迅速・詳細に報道、両国の友好関係を強調した。


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