【ソウル18日聯合ニュース】国防部は北朝鮮が長距離ミサイルの発射に合わせ奇襲的な局地挑発を敢行する可能性が大きいとみて、これに備えている。
 同部は18日、国会南北関係発展特別委員会に報告した資料を通じ、北朝鮮は黄海・北方限界線(NLL)地域での海岸砲・地対艦誘導弾・放射砲射撃、板門店の南北共同警備区域(JSA)と非武装地帯(DMZ)での局地的な挑発、戦闘機の威嚇飛行、海岸侵入など、軍事的な挑発を決行しかねないと説明した。

 北朝鮮は最近、NLL一帯の警戒勤務と操業統制を強化し、艦艇や海岸砲で実射撃訓練を行っているほか、戦闘機や支援機の訓練も強化している。平壌一帯に密集した防空砲部隊も最高レベルの対応態勢を維持している。

 これに対し韓国軍当局は、NLL地域の戦力を増強配置するとともに、動員可能な探知手段を用いて北朝鮮の警備艇や南北航路を運航する北朝鮮船舶への監視・統制を強めている。

 国防部はまた、北朝鮮は「人工衛星」を主張しながらミサイルの打ち上げを準備しているとし、韓米はこれに対する監視を強化していると明らかにした。ミサイル発射後、有事の際に韓米連合危機管理体制を稼動させる準備を進めているとした。

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