玄長官は「いくら南北関係が軍事安保的に厳重だとしても、南北の未来の希望のため、棄損することなく互いに抱き合っていける何かが必要だが、今回の事態はそうした希望を傷つけるもの」と述べた。希望に対する考えが薄くなれば南北関係の現実はさらに乾き衰えていくとした上で、「朝鮮半島の大きな未来を見据え、大きな枠組みで相生と共栄の南北関係を安定的に管理、発展させるという政府の考えに変わりはない」と強調した。
ただ、そのために互いにある程度の節制した努力が求められるという面も確かにあると述べた。政府は開城工業団地だけでなく、今後も南北間のさまざまな具体的事案について、未来を見通し、原則を堅持しながら柔軟性を発揮していくという基本的な立場を守るとした。
一方、北朝鮮の非核化についても言及した。「非核化は、南北関係の全面的な改善と北朝鮮が国際社会の一員として参加するために必ず必要」と強調、6カ国協議を通じ国際的な協力努力を強化すると述べた。また、北朝鮮が必要とする人道的な支援にも積極的に協力する考えを示した。
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