【仁川17日聯合ニュース】仁川港沿岸埠頭(ふとう)と内港の第1・第2ターミナルに分かれている仁川国際旅客ターミナルが2014年までに統合され、新たに松島国際都市9工区に建設される。
 仁川地方海洋港湾庁は17日、国際旅客ターミナル埠頭施設に関する基本・実施設計にこのほど着手し、9月までに設計を終え年内に着工する計画だと明らかにした。

 国際旅客埠頭は、延べ面積3万平方メートル規模のターミナル1棟と、旅客船が接岸する岸壁(1230メートル)、護岸(1650メートル)、防波護岸(2530メートル)、防波堤(150メートル)からなる。防波堤と防波護岸の外郭施設は11月から2012年12月まで仁川港湾庁が政府財政事業として、ターミナルと岸壁、護岸の埠頭施設は来年1月から2014年4月まで、仁川港湾公社主管の民間投資事業として、それぞれ建設される。総工費は5400億ウォン(約327億円)で、最大5万トン級のクルーズ船1隻が接岸できるクルーズ専用埠頭と、3万トン級カーフェリー6船席を備える。

 仁川港湾公社と仁川港湾庁は、統合・新設する国際旅客ターミナルが新たな観光需要を創出し、ターミナル利用客の不便を解消すると期待を示している。港湾庁関係者は「2014年の仁川アジア大会開催に合わせ国際旅客ターミナルを新設し、背後用地を開発すれば、韓中貿易拡大や地域経済活性化に大いに役立つものと期待される」と話した。

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