飛行機からそのまま救急車に移される負傷者=17日、永宗島(聯合ニュース)
飛行機からそのまま救急車に移される負傷者=17日、永宗島(聯合ニュース)
【永宗島17日聯合ニュース】イエメンで自爆テロに巻き込まれた韓国人観光客らが17日午後、帰国した。
 一行18人のうち死亡者4人と旅行会社関係者2人を除く12人は、ドバイ経由で仁川空港に到着した。やけどと擦過傷を負った54歳の女性は空港到着後そのまま救急車で病院に移動、もう1人の負傷者の40歳の女性は、徒歩で入国審査に向かおうとしたがままならず、やはり救急車で移動した。

 匿名を希望する観光参加者の1人が、現地での状況を語った。自爆テロの現場サユーンは1度全員で観光した後、景観が良かったことから希望者だけが集まり、再び観光に向かった。自身を含む3~4人がホテルに残り難を逃れたが、後に4人が死亡したと聞いてショックを受けたという。爆発に居合わせた人たちは爆発時の火花でやけどをしたり、砕けた岩の破片が当たって負傷したと説明した。

 また別の参加者も「事件の後、戻ってきた人たちの衣服に血が着いているのを見て驚いた」と語った。出発前、旅行会社から砂漠地域は危険だと聞いていたが、それ以上の詳しい内容は聞いていないという。また、父子と見られる40代と10代の男性が一行に近寄り、対話をして去って行った後、突然爆発したと聞いたと伝えた。

 ほかの参加者らは、事件のショックのためか固い表情のまま、警察の護衛のなか記者らの質問には応えず、空港を後にした。

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