【ソウル17日聯合ニュース】韓国国際協力団(KOICA)、行政安全部、教育科学技術部がそれぞれ派遣している海外ボランティア団の名称が統合される。外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は17日、青瓦台(大統領府)で開かれた国家ブランド委員会第1回報告会議で、海外ボランティア団を「コリアン・サポーターズ(仮称)」に統合する案を報告した。
 韓国は昨年、58カ国に2000人余りの海外ボランティア団を派遣した。KOICAからは韓国語教育と医療ボランティア、テコンドー教育などに700人余り、行政安全部からは海外インターネット青年ボランティア団の名称で情報化教育などに500人前後、教育科学技術部からは文化交流と科学技術分野教育などに1000人余りが派遣されている。規模としては米国(約8000人)、日本(約2500人)に次ぐ世界3位に該当するが、推進官庁と事業名称がぞれぞれ異なる上、ボランティアの力量も水準差が大きいことから、国家ブランド向上の効果は不十分だったと、外交通商部は指摘する。同部関係者は、3官庁の各ボランティア団選抜、教育、派遣を外交通商部の主導下で体系的に管理すれば、相乗効果があるものと期待を示した。

 また、海外ボランティア団の規模も3000人に拡大し、米国に次ぐ2位を目指す方針だ。現職の公務員が休職しボランティアに参加できる制度を導入するほか、満50歳以上、関連分野経歴10年以上の人材による「シニアボランティア団」も活性化する計画だ。

 外交通商部は今月中に公募を通じ統合ブランド名を選定し、来月にもブランド発足式を行う予定だ。

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