東海線南北出入事務所から出発し金剛山地区に向かう車両=17日、江原道・高城(聯合ニュース)
東海線南北出入事務所から出発し金剛山地区に向かう車両=17日、江原道・高城(聯合ニュース)
【ソウル17日聯合ニュース】南北の陸路通行を繰り返し遮断・制限してきた北朝鮮が、17日に通行を全面的に許可し、同日の訪朝予定者546人が午前11時に北朝鮮入りすることになった。帰還予定者307人も、午後3~5時に全員韓国に戻る予定だ。
 統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)副報道官は、北朝鮮が午前10時過ぎ、西海(黄海)地区軍事実務責任者名義で同日付の出入境計画に対する通知文を送ってきたと明らかにした。京義線地域の出境(訪朝)、入境(帰還)をすべて承認するとの内容が記されていたという。

イ・ジョン の最新ニュースまとめ

 北朝鮮は韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」が始まった9日に開城工業団地を往来する南北通行を遮断、翌日に正常化したが、13日に再び通行を中断した。16日には帰還に限り通行を認める旨を通知していた。開城工業団地への道が再び開かれたことから、原材料・副材料や食品・燃料などの供給が中断されていた団地入居企業も、ある程度苦境を脱する見通しだ。

 統一部によると、北朝鮮はあわせて、金剛山地区を行き来する東海線通行にも同意する旨を通知してきたという。ただ統一部は、北朝鮮側の通行同意は17日付に対するものであり、18日以降も通行が全面許可されるかどうかは不透明だと伝えた。


Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0