【ソウル17日聯合ニュース】韓国の物価上昇率が先進7カ国(G7)の7倍以上という高水準を記録している。主要先進国では物価上昇率が0%近くと、デフレーションを心配するのに対し、韓国だけが高物価から抜け出せずにいる。
 経済協力開発機構(OECD)と企画財政部、統計庁が17日に明らかにしたところによると、OECDが標準化した30加盟国の1月の消費者物価上昇率は1.3%だった。これは韓国の上昇率3.7%の3分の1水準。OECD加盟国の物価上昇率は、国際原油など原材料価格が高止まりしていた昨年7月の4.9%を頂点に、8月に4.7%、9月が4.5%、10月が3.7%、11月が2.2%、12月が1.5%と縮小を続けた。一方、韓国は昨年7月の5.9%から、8月5.6%、9月5.1%、10月4.8%、11月4.5%、12月4.1%、今年1月3.7%に鈍化するにとどまる。特に1月の上昇率は、米国や英国、フランス、日本などG7の0.5%に比べると7倍以上となっている。

 企画財政部関係者は、「第1四半期には国際石油製品価格が高めの上、為替要因もあり物価が高水準となっているが、第2四半期には次第に安定局面に入る」との見通しを明らかにした。国際原材料価格の下落要因が国内の製品価格に反映されるよう誘導する方針だ。

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