柳明桓外交通商部長官から事件の経過報告を聞く李明博大統領(左)=17日、ソウル(聯合ニュース)
柳明桓外交通商部長官から事件の経過報告を聞く李明博大統領(左)=17日、ソウル(聯合ニュース)
【カイロ16日聯合ニュース】イエメンで韓国人観光客4人とイエメン人の観光ガイド1人が犠牲になった爆発事件は、国際テロ組織アルカイダによる自爆テロだったと、DPA通信が16日、イエメン消息筋の話として伝えた。イエメン警察は、テロ犯が15日にイエメンの観光地シバームを訪れた韓国人観光客の一行の間に入り込み、体に巻き付けた爆弾を爆発させたとの暫定結論を出したという。イエメンの保安当局者は「1次調査の結果、爆弾ベルトを巻いたテロ犯が攻撃したことが分かった。こうした手法の攻撃はアルカイダの典型的な特徴」と述べた。
 このほか、イエメン国営のサバ通信も、ハディ副大統領が事件はアルカイダの一員による犯行と明らかにしたと伝えた。

 また地元の警察署長は、テロ犯のビデオメッセージを確保したと話している。犯人は18歳以下の未成年者だという。警察は犯人の情報を持つとみられる容疑者12人を逮捕するなど捜査を拡大している。

 一方、韓国人犠牲者の遺族は韓国時間16日に現地へと出発した。また、テロにあった観光客一行は17日午後、韓国に到着予定だ。


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