【ソウル15日聯合ニュース】昨年の銀行貯金増加幅が8年来の最大値を記録した。
 韓国銀行が15日に発表した2008年の銀行受信動向によると、昨年末現在の銀行の受信残高は1131兆7000億ウォン(約74兆3560億円)で、前年同期に比べ112兆2000億ウォン(11.0%)増加した。前年の増加幅は87兆8000億ウォン(9.4%)で、これを大きく上回った。

 商品別では、預金が83兆1000億ウォンで、2000年(83兆6000億ウォン)以来、最も大きな増加幅を記録した。要求払預金は1000億ウォン減少したが、定期預金をはじめとする貯蓄性預金は83兆2000億ウォン増えた。

 預金は通貨危機後の高金利効果などで1998年が53兆6000億ウォン、1999年が70兆8000億ウォンと急速に増えていったが、2003年からは増加税が鈍化し、2004年は5兆6000億ウォン減少した。証券市場の好況で貯金が大挙市場に移動し、2007年には2兆5000ウォンの増加にとどまった。昨年は2007年とは正反対の現象を示したことになる。

 韓国銀行金融統計チームのキム・ファヨン課長は、銀行側が貯金誘致に力を入れたうえ、下半期からの世界金融危機で、株式市場投資資金が安定資産の預金に移動したためと説明した。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0