【ワシントン12日聯合ニュース】米国の次期通商代表部(USTR)代表に指名されたカーク元ダラス市長が、韓米自由貿易協定(FTA)批准同意に関し、「解決が必要かもしれないほかのイシューがないと考えるわけではないが、韓米FTAを全般的に支持する」との立場を示した。12日に米上院財務委員会に提出した答弁資料の中で明らかにしたもの。9日に同委員会の承認公聴会で「現在としては韓米FTAを受け入れることはできない」と答弁したことに比べると、語調が相当和らいだ。
 カーク氏は答弁資料で、韓米FTAの経済的恩恵に関する共和党議員の質問に、「韓米FTAはこの20年で最大の協定となり、韓国との協定履行は米国の労働者と農民、企業家らに新たなチャンスを生み出す」と答えた。韓米FTAの承認基盤ができていなかったために、この数年、大きな機会が失われたとした。

 また、自動車産業が集中するミシガン州選出の民主党議員が、韓米FTAの自動車問題に関する条項をめぐり再交渉に乗り出す計画があるかと質問したのに対しては、「自動車条項に対する懸念はよく知っており、解決するために議会と協力する」としている。米政府は韓米FTAに関する問題解決に向け、国内の利害関係者、韓国側と協力すると述べた。

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