演説する柳長官=11日、ソウル(聯合ニュース)
演説する柳長官=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官は11日、北朝鮮のミサイル発射が人工衛星打ち上げだとしても国連安全保障理事会決議第1718号に違反し、北東アジアだけでなく国際社会の緊張をあおり、6カ国協議に悪影響を与えるとの考えを示した。
 駐韓欧州連合(EU)商工会議所が開催した昼食会で演説したもの。最近、北朝鮮が韓国に対する誹謗(ひぼう)を強化し、ミサイル発射を準備するなど緊張を高めているとした上で、このように述べた。

 柳長官は、9日に行われたボスワース米特別代表(北朝鮮担当)との会合で、韓米両国の強固な協力関係を基盤にミサイル問題をはじめ北朝鮮問題全般について協力していくとともに、ミサイル発射の動きについては人工衛星の打ち上げだとしても国連安保理決議に違反するという意見で一致したと紹介した。また、北朝鮮核問題を朝鮮半島と北東アジアだけでなく世界の核不拡散に向け解決すべき問題と規定し、ボスワース特別代表と完全かつ検証可能な北朝鮮非核化2段階を早期に完了し、第3段階へ移行するよう努力することで合意したと伝えた。

 続けて、北朝鮮の軍通信ライン遮断について遺憾を表明し、北朝鮮は南北の合意通り、誹謗と緊張をあおる行為を即刻中断し、早期に南北対話に復帰すべきだと強調した。


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