【ソウル11日聯合ニュース】北朝鮮外務省は11日、韓米が9日から20日まで合同軍事演習「キーリゾルブ」と野外機動演習「フォールイーグル」を実施していることに対し、「現実的な脅威の中で、国の自主権を守護するために必要なあらゆる措置を取っていく」と述べた。北朝鮮の朝鮮中央通信が、同通信記者の質問に答える形式で外務省報道官の発言を伝えた。
 外務省報道官は韓米合同軍事演習を「危険千万な戦争演習」とし、これを機に韓米が「われわれを狙って火遊びをしないという保証はどこにもない」と述べた。米新政権が北朝鮮を刺激する甚だしく内政干渉的な言動を連発したのに次いで、韓国のかいらい好戦勢力と通じて武力で北朝鮮の自主権を侵害しようとする実情から、北朝鮮は国防力を百方に強化していく意志を強く持つことになったと強調した。

 北朝鮮外務省が公式的にオバマ政権に対する不満を示すのは初めて。「内政干渉的な言動を連発」が何を特定するかは定かでないが、クリントン米国務長官の北朝鮮後継問題への言及や、米国務省の人権関連報告書などを指したものと受け止めることができる。

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