ことしで25回目を迎える同フェスティバルを最初に企画し、開催を続けてきた鄭甲寿(チョン・ガプス)ワンコリアフェスティバル代表が10日に訪韓した。鄭代表は在日本大韓民国民団や在日本朝鮮人総連合会と関連のない第3の民族学校、コリア国際学院を設立し、後援しているほか、コリアNGOセンターの代表も務めている。
鄭代表は聯合ニュースとのインタビューで、「四半世紀の間続いたワンコリアフェスティバルは変化のときを迎えた。力不足ながらも宿命のように思っていた役目を全うしたと思う」と話した。今後はワンコリア精神を受け継ぐ人々がさらに発展的にフェスティバルを開き、また25周年を機に組織的かつ体系的な改善が行われればと期待を示した。「ワンコリア財団」の設立がその代案になるだろうとしている。
一方、ことしのフェスティバルはこれまで以上に盛況裏に開催したい考えだ。韓国政府や機関、団体、企業などから後援を受け、「跳躍するフェスティバル」となるよう計画を立てている。フェスティバル期間中には韓国・北朝鮮の文化界関係者、学者、在日同胞、日本人、在外同胞を招き、「ワンコリアフォーラム」を開催する予定だ。鄭代表は「この場を借りて金大中(キム・デジュン)元大統領に招待状を送りたい」と提案したりもした。また、フェスティバルが韓流ブームをつなぐ場になれば、と期待を示した。
鄭代表はこれまで、南、北、在日の一方に偏らないという意味で無国籍の「朝鮮籍」を守ってきた。だが、「これまで在外国民の参政権回復に向け闘ってきたが、無国籍でいるのも矛盾している」とし、フェスティバル25周年を機に韓国籍を取得する計画を明らかにした。
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