【ソウル10日聯合ニュース】軍当局は10日、北朝鮮の軍通信ライン遮断を受け、南北が開城工団管理委員会を介して出入計画書を交換する場合にも、韓国側人員に対する身辺安全措置は有効だとの認識を示した。軍消息筋はその理由について、「韓国と北朝鮮の東海・西海(黄海)地区軍事実務責任者の肩書きで出入計画書が交換されているため」と説明している。
 軍事境界線(MDL)出入計画書はこの日からはファクシミリを用い、西海地区韓国軍状況室~南北出入管理所(CIQ)~開城工団管理委・韓国側事務所~開城工団管理委・北朝鮮側事務所~西海地区北朝鮮朝鮮人民軍状況室というルートを経て承認を得ることになる。北朝鮮は承認した計画書を逆ルートで韓国側に伝達する。

 国防部関係者は、計画書の送付方法が軍通信ラインでなく開城工団管理委を経由する点が変わっただけで、韓国側での行政手続きには変わりがないと説明している。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0