【ソウル9日聯合ニュース】国防部のウォン・テジェ報道官は9日の会見で、北朝鮮軍部が打ち上げ準備中の「光明星2号」が迎撃される場合には対応打撃を行うと発表したことに対し、「実質的な意図というより、政治的かつ対外的な修辞」ではないかとの考えを示した。ただ、そうした言及が事実である場合に備え、韓国軍は徹底して準備していると強調した。
 同日開始した韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」と「フォールイーグル」に関しては、2週間の実施期間は例年に比べ長いものではないと説明した。韓国軍は主に1次軍事演習にだけ参加してきたが、ことしは戦時作戦統制権の韓国移譲に備え、演習前後の軍事関連セミナーと事後講評などに参加しているとした。また、北朝鮮の全面挑発を想定した年次の防衛訓練のため、北朝鮮側には数度にわたり演習参観を要請したが、北朝鮮は韓国側の提案を拒絶し参観に応じなかったと明らかにした。

 北朝鮮が演習期間中は南北軍通信ライン全面遮断すると発表したことについては「今朝、北朝鮮を呼び出したが応答がない状態だ」と述べ、措置が実行されていることを確認した。また、このために南北間交流者への通達や手続きに問題が生じていると説明した。

 ただウォン報道官は、現状としては特別に北朝鮮に軍事的特異動向は見られないと明らかにしている。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0