【ソウル6日聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は6日、第10回国連人権理事会特別会合で韓国代表が北朝鮮の人権状況の深刻性を指摘し改善措置を促したことに対し、「相互へのひぼう中傷を中断するとした南北共同宣言と南北首脳宣言に全面的に反する行為。絶対に容赦しない」と反発した。
 朝鮮中央通信はこの日、「おこがましい人権訓示」と題した記事で、李明博(イ・ミョンバク)大統領の実名を挙げ、北朝鮮の人権に云々(うんぬん)し、北朝鮮の尊厳と体制を中傷・冒とくしていると主張した上で、このように述べた。また、人権問題に言及するのは国際舞台で北朝鮮の権威とイメージを失墜させようとする卑劣な謀略だとし、北朝鮮には人権問題など存在しないと主張した。

 人権理事会会合で駐ジュネーブ北朝鮮代表部の崔明男(チェ・ミョンナム)参事は答弁権を行使し、北朝鮮の人権問題に対する韓国首席代表の不適切な言及は対決と憎悪をあおるもので、南北共同宣言と南北首脳宣言に明確に違反する、と反発していた。


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