【ソウル5日聯合ニュース】国内で開発されたり体系化された技術が、各分野で国際標準に採択されるケースが大きく増えている。また、国際標準化に関する各機関で役員を務める韓国人の数も増加するなど、国際標準決定に及ぼす韓国の影響力は拡大しており、国内企業が海外市場をリードする可能性が広がっていると期待される。
 知識経済部の技術標準院が5日に明らかにしたところによると、2001年から昨年末までに韓国が提案した国際標準は212件に上り、このうち201件が採択された。特に昨年の提案件数は61件を数え、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)に提案した国際標準には、e-ラーニングや電力線通信、電子タグ(RFID)、知能型自動車、フラットディスプレーや半導体、動画圧縮形式のMPEG関連の技術が含まれる。

 一方、ISO加盟国の専門家が集まり国際標準案を検討、最終案を承認する各技術委員会(TC)で議長や幹事などを務める韓国人も、2000年には6人にすぎなかったのが昨年は81人まで増えた。中でも、TCを総括する技術管理評議会(TMB)、IECの評議会(CB)や標準管理評議会(SMB)に初めて進出を果たした。

 技術標準院は、この先は新成長エンジンやグリーン成長関連分野に力を入れる方針だ。同時に、標準化機関の韓国人役員数を2012年までに120人以上に増やすことで影響力を強化し、韓国の国際標準化活動のレベルを現在の世界12位から7位に引き上げるとの目標を掲げた。

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