記者の質問に答えるゴーン社長=4日、ブリュッセル(聯合ニュース)
記者の質問に答えるゴーン社長=4日、ブリュッセル(聯合ニュース)
【ブリュッセル5日聯合ニュース】欧州自動車工業会(ACEA)の会長を務める仏自動車大手ルノーのカルロス・ゴーン社長は4日、ベルギー・ブリュッセルで記者会見し、韓国とEU間の自由貿易協定(FTA)締結に反対する立場を改めて示した。
 ゴーン社長は「これまでの交渉結果を基に、われわれはFTAに反対する立場と理由、反対を克服する案をEU執行委員会に十分に説明した」と述べた。

 ACEAは、原産地規定、技術標準、関税還付問題の自動車部門3大イシューが解決されない限り、韓国とEUのFTA締結に反対するとの立場を堅持してきた。ホダック事務局長は、これら問題はいまだ解決されていないと指摘した。

 ただ、ゴーン社長は、最終決定権は執行委にあると述べ、ACEAの反対にもかかわらずFTAが締結される可能性を念頭においていることを示唆した。韓国・UE間FTA締結後の対応策については言及しなかった。

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