【ワシントン4日聯合ニュース】北朝鮮がこれまで中東諸国にスカッドミサイル1000基以上を輸出し、1年間で15億ドル以上の外貨を稼いだとの主張が提起された。米民間研究所のクレアモント研究所が1月末に発刊した年次報告書で、北朝鮮の大量破壊兵器拡散活動に関してこのように言及した。ミサイル輸出が北朝鮮の最も大きな外貨稼ぎルートだと説明している。
 報告書はまた、北朝鮮はミサイル貿易を拡大し、最近ではイランやシリアなど多くの「顧客」に大陸間弾道ミサイル「テポドン2号」に関する技術を提供したようだと伝えた。

 さらに、昨年9月にイスラエル軍が空襲したシリアのアルキバル原子炉開発のため、北朝鮮が人員の支援をはじめ相当な援助を行ったとの見方を示した。「核拡散努力を超え、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)政権は中東地域の弾道ミサイル部品や関連技術の重要な供給者になった」と明らかにした。

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