計画を説明する呉市長=4日、ソウル(聯合ニュース)
計画を説明する呉市長=4日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル4日聯合ニュース】ソウル中心部に位置する南山が再整備を通じ都心の公園観光地に生まれ変わる。呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は4日、南山の生態環境と歴史文化遺産を復元し、景観とアクセスを向上する内容の「南山ルネサンス」総合計画案を発表した。

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それによると、市はかつて中央情報部として使用されていた均衡発展本部庁舎と消防災難(災害)本部、交通放送ビル、市庁別館など、南山にある灰色の建物を撤去し、緑地と水路を造成する計画だ。

 また、南山一帯に散在するアカシアの木など外来種を取り除き、南山のシンボルとなる松の森を現在の2か所(18.5ヘクタール)から5か所(37.65ヘクタール)に拡大する。南山を5つの地区に分け、会賢、芸場、奨忠、漢南の4地区を自然と文化、芸術が集まる空間に、Nソウルタワー周辺をソウルの景観を一目で見渡せる空間に、それぞれリニューアルする計画だ。

 あわせて、南山に世界最高レベルのグリーン散策路とジョギングコースを造成し、アクセスを画期的に高める。散策路は6.5キロメートルから7.5キロメートルに延長され、ジョギングコースの南・北側循環路が連結される。

 南山3号トンネルの市内側入り口から南山ケーブルカー乗り場まで傾斜型エレベーターを設置するほか、ケーブルカーも38人乗りから48人乗りに変える。現在2路線運営している循環バスは、地下鉄、バス、駐車場と連係した南山専用のシャトルバスに変える方針だ。このほか、南山を象徴する遺跡であるソウル城郭と烽燧台を復元し、24点の銅像・記念碑も整備する。

 市はこれら事業に2015年までに総額2325億ウォン(約147億円)を投じる計画を立てている。ひとまず来年までに1441億ウォンを投入し、1段階事業を完了する方針だ。

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