玄長官は、相手に対するひぼう・中傷と指名攻撃の禁止は南北合意で繰り返された原則だと指摘。そうした合意がなくとも相手側の最高指導者を非難しないことは常識であり基本的な礼儀だとの考えを示した。北朝鮮は韓国政府の積極的な対話の提起を「返ってこないこだま」にしてはならないとし、北朝鮮側から対話提案があれば韓国は応じると述べた。
北朝鮮のミサイル発射の動きについては「発射が大変切迫しているとは考えていないが、複数の準備が進められているようだ」と述べた。ミサイル発射の場合の韓国政府としての対応方針については、仮定の状況で論じることはできないと、言及を避けた。政府は綿密かつ毅然(きぜん)として状況を見、対処しているとし、いかなる状況が発生しようと国民が安心できるよう努力すると強調した。
国連人権理事会会合で韓国政府代表が北朝鮮の人権状況に対する懸念を表したことに関しては「北朝鮮人権問題は人類普遍の価値と問題としてアプローチしている」とした上で、人類普遍の価値の立場から愛情をこめた批判を行ったもので、対北朝鮮非難や中傷などの類のものではないと説明した。
玄長官は、統一部は北朝鮮の非核化とともに相生共栄の南北関係を実現し、平和統一に一歩近付けるよう、今後より一層努力していくと述べた。
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