創設式のようす=3日、釜山(聯合ニュース)
創設式のようす=3日、釜山(聯合ニュース)
【ソウル3日聯合ニュース】国会で2日に「国軍部隊のソマリア海域派遣同意案」が通過したことを受け、海軍は3日、作戦司令部釜山作戦基地で「清海部隊」の創設式を行った。韓国軍初の戦闘艦派遣となる。
 部隊はソマリア沖での海賊遮断・テロ防止などの海洋安全保障作戦(MSO)任務と、ソマリア近くのアデン湾を通る韓国船の海賊被害予防の活動を主任務とする。「清海」とは、統一新羅時代に商人・将軍として海上を掌握した張保皐(チャン・ボゴ)の本営地・清海鎮から取ったもので、海軍の海洋守護の意を象徴している。

 部隊長は、同部隊の艦艇として出港する国産駆逐艦KDX-2「文武大王」艦長のチャン・ソンウ大領が務める。文武大王のほか、戦闘ヘリコプター「リンクス」1機、特殊戦要員ら30人を含む総勢300人余りを率いる。

 部隊は4日に釜山港近くで船舶護送などの実践的な総合訓練を実施することで最終点検を終え、今月中旬ごろアデン湾に向け出発する予定だ。

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