懇談会のようす=3日、オークランド(聯合ニュース)
懇談会のようす=3日、オークランド(聯合ニュース)
【オークランド3日聯合ニュース】ニュージーランドを訪問中の李明博(イ・ミョンバク)大統領が3日午前にオークランドの作物食品研究所を訪れ、3カ国歴訪の日程をスタートした。
 青瓦台(大統領府)によると、同研究所の訪問は1984年の改革で世界的競争力を備えた同国農業をベンチマークするため。李大統領は現地官民関係者らとの懇談会に出席し、ニュージーランド農業改革の成果を高く評価し、政府支援への依存度が依然として高い韓国農業の変化の必要性を数回にわたり強調した。

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 李大統領は、韓国の農村も発展したが、いまだ投資に比べ農産物競争力は低く、韓国の農業政策は全般的に支援中心から脱していないと指摘した。これに対し、ニュージーランドのカーター農相は、同国農民のだれ1人として政府支援金に依存していた過去に戻ろうとする者はいないと述べ、改革には苦痛と転換の時期があるが、最も重要なのはリーダーシップと成功に対する確信だと強調した。

この日の懇談会には、韓国側から外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官、知識経済部の李允鎬(イ・ユンホ)長官、農林水産食品部の張太平(チャン・テピョン)長官、外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長らが、ニュージーランド側からはカーター農相をはじめ農林省関係者、農業関連民間団体や企業のトップらが出席した。青瓦台中核関係者は、農林水産食品部長官が李大統領の外遊に随行したのは今回が初めてで、農業改革に向けた意志を示したものだと説明した。

 懇談会に先立ち、李大統領は研究院を視察、生命工学技術を利用し開発した果物などを注意深く観察した。

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