【ソウル2日聯合ニュース】北朝鮮は2日午前に板門店で行われた国連軍司令部との将官級軍事当局者会談で、韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」の中断を強く求めたもようだ。
 軍のある消息筋が同日明らかにしたところによると、会談は30分ほど行われ、「北朝鮮はキーリゾルブの日程と米軍の展開状況を長々と挙げながら不満を示した」という。特に、朝鮮半島情勢が緊張関係に置かれているこの時期に合同演習を実施するのは、緊張関係をさらにあおるとの論理で演習中断を要求したと述べた。

 これに対し国連軍司令部は、すでに演習日程を北朝鮮に通知している通り、定例的に実施する防御訓練であることを強調したと伝えられた。

 この日の会談は、北朝鮮が先月28日に国連軍司令部に対し電話通知文を送り朝鮮半島の緊張を緩和するための話し合いを提案し、翌日に国連軍司令部が受け入れたことから実現した。国連軍司令部は北朝鮮が将官級会談の再開を要求したことを前向きに評価し開催を受け入れたとし、「双方の意図を透明に示すことができるだけでなく、互いの誤解を解き信頼構築に役立つ可能性がある」と説明した。会談は6年半年ぶり。

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