【ソウル1日聯合ニュース】韓国が、世界最高レベルの航空安全管理システムを備えているとの評価を受けた。
 国土海洋部航空安全本部が1日に明らかにしたところによると、国連傘下の国際民間航空機関(ICAO)が行った航空安全総合評価で、韓国は航空安全国際基準履行率が98.89%で世界最高を記録した。世界最上位レベルの96%台よりも高い。これまで点検を受けたICAO加盟国119カ国の平均履行率は59.14%と集計された。

 ICAOの国際基準履行率評価は1995年に導入され、1998年からはICAOの全加盟国を対象とする義務評価に変更された。2004年まではパイロットや運航、航空機など1800余りの項目を評価していたが、2005年から2010年まで実施される2次評価では、既存の評価を大幅に強化し8分野・9608項目について190加盟国を点検し、結果をインターネット上で公開している。

 韓国は、2000年の1次評価では履行率が79.79%と162カ国中53位にとどまっていた。また1990年代末に航空機事故が頻発したことから、2001年には米国の連邦航空局(FAA)から航空安全2等級の判定を受けた。4か月後には再び1等級に引き上げられたものの、2等級判定を受けて以降はコードシェアが制限され、米州路線を増便できないなどの被害を受けた。
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