【ソウル27日聯合ニュース】北朝鮮が咸鏡北道花デ郡舞水端里のミサイル発射場でミサイル推進装置(ロケット)の組み立てを開始したと伝えられた。
 ある政府情報筋は27日、北朝鮮が試験通信衛星「光明星2号」の運搬ロケット「銀河2号」の打ち上げ準備作業を進めていると発表したことと関連し「現在、地上で推進装置の作業が開始されたとみられる」と明らかにした。1~2週間後には準備作業がほぼ完了すると判断されるが、実際の発射時期は来月末から4月初めと予想していると述べた。

 また別の情報筋は、舞水端里の発射場にはまだ液体燃料を積載したタンクローリー車が確認されていないと述べ、発射場付近に建設された貯油所から発射場まで地下に燃料パイプを埋設した可能性も念頭に置き、綿密に注視していると伝えた。

 韓米は有事の際の韓国防衛に備え、来月9日から20日まで合同軍事演習「キー・リゾルブ」を実施する。4月初めにはロンドンでの20カ国・地域(G20)緊急首脳会合(金融サミット)を機に、韓米首脳会談を開催する案も進められている。この期間にミサイルが発射される可能性が提起されている。

 これに関連し政府情報筋は「発射時期は北朝鮮の内部日程と朝鮮半島情勢などを考慮し推定したもので、北朝鮮が突然のショーを行う可能性は依然排除できない」と話した。
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