【ソウル27日聯合ニュース】昨年第4四半期、地方の実体経済が10年前の通貨危機時より深刻なレベルに悪化した。
 韓国銀行が27日に発表した地方経済動向によると、昨年第4四半期、ソウルを除く地方の製造業生産は前年同期比12.2%減少した。昨年第2四半期が9.9%増、第3四半期が5.8%増と推移し、第4四半期には大幅なマイナスに転落した。減少幅は関連統計の作成が始まった1985年第1四半期以来で最大。月別では昨年10月がマイナス2.5%、11月がマイナス14.6%、12月がマイナス20.0%と減少幅が次第に拡大した。

 消費心理も急速に冷え込んだ。第4四半期における地方大型小売店の販売額指数は前年同期比3.4%下落した。やはり関連統計の作成が始まった1997年第1四半期以来で最大の減少幅となった。百貨店(マイナス5.3%)、大型スーパー(マイナス2.4%)のいずれも減少を記録している。また、昨年第4四半期の自動車新規登録台数は13.7%減少した。

 韓国銀行関係者は、「輸出の鈍化で製造業生産が大きく減少した上、家計の所得減少、資産価格の下落などで消費心理も相当に冷え込んでいる」と説明した。

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