【北京19日聯合ニュース】中国・北京の北朝鮮情報筋らが19日、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男・正雲(ジョンウン)氏が、来月8日に実施される最高人民会議(日本の国会に相当)代議員選挙の候補に登録されたことを確認したと伝えた。また、正雲氏の金総書記後継者内定はこの選挙後に公にされ、4月の人民大会で朝鮮労働党と朝鮮人民軍の主要職責を任されることになるだろうと話した。
 北朝鮮専門家らは、北朝鮮メディアが最近「白頭の血統」「万景台血統」などの言葉を使うようになったのは、父子3代の権力世襲を前に対内宣伝を本格化したものとの見方を示している。特に、労働党機関紙の労働新聞が昨年11月6日に「歴史の主人公らの平均年齢は25歳」と言及したのは、当時25歳だった正雲氏を想起させるためだとの分析だ。

 これに先立ちある情報筋は、労働党組織指導部と軍総政治局が正雲氏の誕生日だった先月8日、正雲氏の後継者決定を内部に下達したと伝えている。

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