【ソウル5日聯合ニュース】経常収支が4か月ぶりに赤字に転落する見込みだ。
 企画財政部は5日に経済動向報告書(グリーンブック)を通じ、1月には29億7000万ドルの貿易赤字を記録し、同月の経常収支が赤字になるとの見通しを示した。経常収支は昨年9月の13億5000万ドルの赤字から10月に47億5000万ドルの黒字に転じて以降、11月が19億ドルの黒字、12月が8億6000万ドルの黒字を記録した。同部は、2月にも輸出入の減少傾向が続くが、操業日数が増えやや緩和するものと予測した。

 1月の消費者販売については、全般的に不振を続けるものと見込んだ。速報を見ると、1月のクレジットカード国内承認額増加率は3.9%で、昨年11月(9.8%)、12月(9.1%)に続き3か月連続で1けたの増加にとどまった。

 1月の鉱工業生産は、操業日数減少による輸出急減が響き不振が続く見通しだ。昨年12月の鉱工業生産は18.6%急減し、統計の作成が始まった1970年1月以来の最低を記録した。

 また、昨年12月の新規就業者は1万2000人減少し、2003年10月以来の最低となった。企画財政部は、1月の設備投資や建設投資も減少を続けるものとみている。同部は財政の早期執行を通じて雇用の維持、実体経済の活性化を図り、中小企業と庶民の苦痛を和らげるため努力する必要があると強調した。

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