【ソウル29日聯合ニュース】ソウル市は29日、ことしは市内の外国人子女保育施設4か所を、運営費などを支援する「多文化・多民族保育園」に新たに指定する計画だと明らかにした。
 市は2010年までに、市内保育施設8か所を多文化・多民族子保育園に指定する方針で、昨年は2か所を選定した。来月末にはさらに4か所を追加する計画だ。選定された施設には、200万ウォン(約13万ウォン)の教育機資材費と月30万ウォンの父兄懇談会費用を支援するほか、外国語が可能な保育アシスタントを配置することを検討している。

 昨年は多文化家庭(国際結婚家庭)の子どもが10人以上通う竜山・永登浦区の保育施設2か所を多文化・多民族保育園に指定し、教育機資材費などを支援。5人以上の保育施設13か所には、該当地域の多文化家庭の児童が主に使用する外国語が可能な保育アシスタントを配置した。

 市はテスト運営の結果、親の職業が米軍、外交官、外資系職員など富裕層の多い竜山区などでは英語でコミュニケーションが可能な教師の配置と親を対象にした韓国文化の広報が必要とされると分析。結婚移民者家庭が多い永登浦区の施設には低所得層の子どもらが多く、2カ国語使用による意思疎通不足の改善、給食管理、うつ症状や家庭崩壊予防に向けた父兄相談プログラムなどが必要だと説明した。

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