【ソウル29日聯合ニュース】雇用市場が急速に冷え込み、ことしの新規就業者数はマイナスを免れないとの悲観的見通しが相次いでいる。最近では、ことし「マイナス10万人」の見通しを検討するシンクタンクも現れた。
 統計庁とシンクタンクが29日に明らかにしたところによると、主要シンクタンクでは最近、ことしの新規就業者数見通しをマイナスに下方調整する動きを進めている。サムスン経済研究所は、ことしの新規就業者数見通しをマイナス3万人前後とし最終調整を行っており、来月中にも発表する計画だ。クレジットカード乱発で不良債務者が急増した直後の2003年(マイナス3万人)以来、5年ぶりに類似の水準の雇用大乱が訪れたことを示すもので、政府の目標値10万人とはかなりの差がある。韓国経済研究院も悲観的で、来月中にことしの新規就業者見通しを出す計画だが、マイナス10万人程度を検討しているという。

 年間新規就業者数は、2003年に3万人減少した後、2004年は41万8000人、2005年は29万9000人、2006年は29万5000人、2007年は28万2000人、昨年は14万5000人、それぞれ増加した。

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