【ソウル31日聯合】韓国銀行の李成太(イ・ソンテ)総裁は31日、新年には企業倒産が大きく増え、投資が中断され優秀な人材が活用されず、成長エンジンの根幹が損なわれる状況が最も懸念されると明らかにした。事前配布した新年のあいさつで述べたもの。マクロ経済政策は内需の進展に主眼を置き、雇用創出を通じた雇用事情改善に力を集中し、成長の善循環を可能にしなければならないと強調した。低所得や社会的疎外階層に対する社会セーフティネットの拡充にもさらに注力すべきだとした。

 新年には韓国経済は内需不振が深刻化し、世界景気の低迷で輸出の伸びも顕著に鈍る中で、成長率が大きく落ち込むと予測した。ただ、物価は国際原材料価格の下落などで上昇圧力が緩和を続け、経常収支は輸入需要が減り黒字を計上すると見込んだ。その上で、景気の回復と金融市場の状況改善に焦点を当て、基準金利を運用する方針を示した。
Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0