【ワシントン15日聯合】米国務省は15日、北朝鮮が核計画検証の文書化に同意しなければ今後の重油支援は困難だと前提し、対北朝鮮支援中断はロシアだけでなく北朝鮮を除く6カ国協議当事国らと合意した事項だと述べた。ロシアがエネルギー支援中断合意を否定したことをめぐる論議を一蹴(いっしゅう)した。
 同省のウッズ副報道官は定例会見で、重油支援については他4カ国の首席代表と話し合ったとし、「核検証文書化への合意がなければ未来のエネルギー船積みの進展は困難」だという考えに同じ意見を持っていると述べた。

 その上で、北朝鮮が約束を履行できなければ、北朝鮮に対する約束を守っていくことは難しいだろうことをロシアも承知していると考えるとした。重油支援の中断は公式に文書で合意した事項ではないが、検証文書化に対する合意がなければ重油船積みの約束履行は想像も難しいという理解があったと伝えた。

 これに先立ちロシアの6カ国協議首席代表のボロダフキン外務次官は13日、北朝鮮に対する重油支援中断合意説を強く否定している。北朝鮮の核検証体制が構築されるまで、日本、ロシア、中国、米国、韓国が北朝鮮に重油船積をこれ以上行わないことにしたという米政府の発表に「驚いた。(対北朝鮮エネルギー支援中断に)ロシア代表団は同意したことはない」と明らかにした。

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