国防部当局者「北朝鮮核兵器、実体確認されず」

【ソウル11日聯合】国防部当局者は11日、北朝鮮の核爆弾製造論議に関連し、「核兵器の実体は確認されていない」と明らかにした。また、韓国政府は北朝鮮が核兵器保有国だと認めていないと述べた。ただ、北朝鮮が核兵器6～7個の製造が可能なプルトニウム40キログラム余りを抽出したと推定していると、従来の立場を改めて強調した。
　これに関連し、金泰栄（キム・テヨン）合同参謀本部議長は、10月の国会国防委員会による国防部・合同参謀本部国政監査で「北朝鮮は6～7個程度の核兵器が製造可能なプルトニウムを持っていると確実に述べることができる」と発言している。ただ、核兵器を保有しているかどうかは確実ではないとした。

　外交通商部の柳明桓（ユ・ミョンファン）長官も、同月の国会外交統一通商委員会による外交通商部国政監査で「一般的に北朝鮮抽出したプルトニウムで6～8個の核兵器が製造できると推定しているが、実際に使用できる核兵器かは確認されていない」と答弁している。