【シンガポール4日聯合】6カ国協議の米国首席代表を務めるヒル国務次官補は4日、シンガポールで北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と会合し、北朝鮮核開発計画の検証議定書問題を話し合った。AFP通信によると、ヒル次官補は会談後に記者らに対し、「6カ国協議の手続きを進めるために何が必要か、そのすべてを理解させるためにこうした協議を続けている」としながら、核検証が会合の主題だった事実を強調した。
 これに先立ち、ヒル次官補はシンガポール入りした際、「われわれは検証がどのように進められるかについて明確なロードマップを望んでいる」とし、互いの合意事項についてこれ以上誤解がないようにすべきだと述べた。

 北朝鮮は昨年、国際的な支援の対価として原子炉閉鎖に合意したが、その後核施設内のサンプル採取には合意したことがないと主張、6カ国協議を再び膠着(こうちゃく)状態に陥れた。一方、ヒル次官補は2日、北朝鮮は必ず核検証に向けたサンプル採取に合意し、これを文書化すべきだと指摘していた。

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