【ソウル30日聯合】北朝鮮の週刊新聞「統一新報」が、南北間陸路通行の制限・遮断など北朝鮮側の措置に対し韓国が遺憾を表明し、既存の政策を維持する姿勢を示したことは「対決の姿勢を継続して示し、南北関係を破局に追い込む」ものだと主張した。
 北朝鮮のウェブサイト「わが民族同士」が30日に伝えたところによると、同紙最新号(11月29日付)は「対決の企図を改めて明らかにした反統一分子らの狂症」と題した文で、青瓦台(大統領府)と統一部関係者らが北朝鮮の措置に「深刻な遺憾」や「南北間の合意事項に背馳」などの立場を表明したことは、南北関係を破たんさせた責任に対する「世論を誤った方向に導くための詭弁(きべん)」だと非難した。

 また、和解の時代に南北間で行われたすべての合意を内包する最大の合意は南北共同宣言と南北首脳宣言だとし「こうした共同宣言を、政権が変わったからと紙くずのように投げ捨てる南韓(韓国)政府が合意事項違反だと騒ぐことこそ笑止千万」だと主張した。
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