仁川空港から出国時の韓首相=27日、ソウル(聯合)
仁川空港から出国時の韓首相=27日、ソウル(聯合)
【ドーハ27日聯合】韓昇洙(ハン・スンス)首相が27日夜、カタールの首都ドーハに到着し、7日間の中東歴訪日程に入った。来月3日までカタール、クウェート、トルコを訪問し、国際社会開発財源の拡大と金融危機共同対応策を話し合うほか、液化天然ガス、原子力発電協力などエネルギー外交も行う。
 韓首相は28日午前、ドーハの北に位置する産業都市ラスラファンでプラント建設工事を進めている韓国企業の建設現場を訪問する。現地在住韓国人と現地進出企業代表らを招き、昼食を兼ねた懇談会を行う予定だ。午後には、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長とカタールのハマド・ビン・ハリファ・サーニ首長が20カ国・地域(G20)と新興国の代表を招いて開催する国際金融危機に関するハイレベル会合に出席し、金融危機解決に向けた国際協力と共同対応策について意見を交わす。

 翌29日は、開発資金フォローアップ会合に出席し、演説を行う。国際金融態勢改革など開発途上国の持続可能な発展に向けた国際社会の開発財源拡大を促すとともに、韓国政府の政府開発援助(ODA)拡大の意向を表明する予定だ。この会合には、ヨルダンのアブドラ・ビン・フセイン国王、フランスのサルコジ大統領をはじめ150カ国余りから政府高官や主要国際機関の代表らが出席する。

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