【ソウル31日聯合】財政執行が計画水準に届かず、依然として景気回復を後押しできずにいることがわかった。
 企画財政部は31日に財政管理点検団会議を開き、財政執行状況や公営企業の都市拡大執行実績などを点検した。その結果、予算・基金・公営企業主要事業費などを含めた財政執行実績は9月末現在155兆5000億ウォン(約11兆9933億円)で、執行率は計画比94.5%と集計された。

 部門別に見ると、予算執行率は用地補償協議の遅れや事業計画変更などで93.1%と、計画に届かなかった。公営企業の主要事業費執行率も、宅地開発事業の許認可協議遅延などで96.4%にとどまった。一方、基金の場合は農産物価格安定基金(104.2%)や情報通信振興基金(105.6%)などの執行が順調で、全体では100.8%の執行率となった。

 庶民生活安定関連の財政事業は9月末現在17兆3000億ウォンが執行され、計画比118.1%の執行率を記録した。雇用支援関連の財政事業は2兆2000億ウォンが執行され、執行率は96.2%。

 公営企業の投資拡大分は9月末までに1兆3415億ウォンを執行し、年間目標の28.9%水準となっている。2008年の節減予算は9月末までに5964億ウォンが活用された。政府は年内の目標を狂いなく達成できるよう、公営企業の投資拡大と節減予算の活用を持続的に点検・督励していく方針だ。

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