拉北者家族会の崔成竜(チェ・ソンリョン)代表は31日、統一部関係者から前日に電話があり、南北対話が膠着(こうちゃく)し開城工業団地運営にも支障を来たすとし、ビラまきの自制を要請されたが、受け入れなかったと明らかにした。北朝鮮はビラまき行為は軍事協定違反だと主張しているが、拉致問題はそれよりもっと深刻な犯罪行為だと主張した。
崔代表は、政府が拉致問題を北朝鮮に提起せず、北朝鮮も数十年間にわたり生死確認すら拒否している状況で、ビラまきはすべてを失った拉致被害者の家族の主張を北朝鮮に伝える最小限の手段だと述べ、中断することはできないと強調した。
自由北韓運動連合のパク・サンハク代表も、統一部と一部国家機関から最近、南北関係の現状を考慮しビラまきを自制してほしいと要請を受けたが、受け入れなかったと話している。
両団体は来月初めに休戦ラインの都羅山展望台付近で10万枚の北朝鮮ビラをまく予定だ。
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