【ソウル30日聯合】教育科学技術部は30日、米航空宇宙局(NASA)と宇宙航空共同協力意向書に署名したと明らかにした。両国宇宙開発協力の本格化が期待される。
 協力意向書署名は、両国航空宇宙関係者が参加するなか、李文基(イ・ムンギ)巨大科学支援官とオブライエン国際局次長が行った。この意向書で両国は、宇宙探査と地球科学、惑星科学、有人宇宙飛行、航空学などに関する新たな協力課題の発掘に向けた協議を始めることで合意した。円滑な連絡体系の構築に向け、協力担当者を定め研究資料の交換や分析、今後の宇宙探査活動に必要な科学装備支援、国際月ネットワーク(ILN)など多者間協力体への共同参加、有人宇宙飛行および航空分野研究などについて話し合っていく予定だ。また、今後進められる具体的な宇宙協力案に関する共同報告書を8か月以内に作成することでも合意した。

 教育科学技術部は、協力意向書で協力関係と協力分野の拡大・強化を決めたことで、今後は実質的な協力関係基盤が構築され、韓国が月探査や宇宙探査活動を強化する契機となるものと期待を示している。

 これに先立ち韓国航空宇宙研究院は、7月にNASAが進めるILNへの参加意向書に署名、年内に具体的な参加範囲を決定するとしていた。8月には韓米首脳が共同声明を通じ、航空宇宙分野協力の強化に合意している。

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