会議室に向かう李大統領ら=28日、ソウル(聯合)
会議室に向かう李大統領ら=28日、ソウル(聯合)
【ソウル29日聯合】李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日午前、青瓦台(大統領府)で第1回国家教育科学技術諮問会議を主宰し、新政権の教育・科学・技術政策方向と推進戦略などを論議した。大統領を議長とする国家教育科学技術諮問会議は、従来の「国家化学技術諮問会議」が拡大改編されたもの。今後は毎月会議を開催し、教育・人材政策や科学技術政策に関する大統領諮問を担当する。
 この日の第1回会議では、諮問委員らが李大統領に「国家教育科学技術政策のビジョンと推進戦略」を報告し、今後、国はグローバル社会をリードできる創意人材の育成に力点を置かなければならないと建議した。また、政府の国政課題を効果的に進めるため、国民疎通の拡大、現場中心の改革を通じた政策信頼度の向上、教育科学技術領域間の融合などを提言した。

 今後の重点推進政策議題としては、未来型教育過程、先進大学入試制度、教員人事制度、教育法令の改編、低所得層の人材発掘・支援、職業教育体制の改編、グリーン成長融合技術開発、世界的な科学者の輩出、数学・科学教育の強化が選定された。

 青瓦台関係者は、20日に初の国民経済諮問会議を開催したのに続き、新政府の政策諮問機構は枠を整えつつあると述べた。教育科学技術諮問会議は「人材大国を通じた先進一流国家建設」をモットーに掲げ、2012年までに3段階に分けて先進教育科学技術体制を具現する戦略だと説明した。

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