鴨緑江鉄橋を訪れた金元大統領夫妻=28日、丹東(聯合)
鴨緑江鉄橋を訪れた金元大統領夫妻=28日、丹東(聯合)
【瀋陽28日聯合】中国・瀋陽を訪問中の金大中(キム・デジュン)元大統領が28日、北朝鮮の新義州と鴨緑江を挟んで接する丹東市を訪れた。市の迎賓館で趙連生市長をはじめ指導部と会い昼食をともにした後、市内一帯を視察した。
 金元大統領は趙市長との会談で、「6カ国協議が成功裏に終結すれば、韓国を出発した汽車が北朝鮮と丹東を経て中国大陸、さらに中央アジア、東欧、西欧のパリ、ロンドンまで結ぶ日は遠くない」と述べた。趙市長は、これに「それこそ丹東市民全員が望むこと」と賛同した。金元大統領の訪問で丹東の地理的役割が向上するだろうと述べ、歴史的な意味の大きな訪問だと強調した。

 午後には王力威副市長の案内で、錦江山、鴨緑江鉄橋、浪頭港の旧税関、鴨緑江臨港産業団地展示館などを視察した。旧税関訪問では芳名録に「祝丹東市発展 実事求是」と記し、丹東が大きく発展した姿を見て、河向こうの北朝鮮の地もこのように発展する日が早く来ることを心から祈ったと、視察の感想を述べた。

 金元大統領は、中国人民外交学会と遼寧省政府が共同主管し瀋陽市政府が主催する第2回東北亜発展フォーラムに出席するため26日に瀋陽を訪問、遼寧省の張文岳書記、陳政高省長、瀋陽市の曾維書記らと会った。27日にはフォーラム開幕式に出席し、「朝鮮半島平和と北東アジア」をテーマに基調演説を行った。この日の丹東訪問を最後に4日間の訪中日程を終え、29日に瀋陽から帰国の途に着く。

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